2011年12月02日

演奏会を終えて

音楽をすることはなかなかに難しい。いやひとりでやるぶんには簡単なのだけれど。大人数でお客さんの前でやるとなると話は別だ。なんの競技や芝居にしても50人一組でいっせいにやることなんてそうはないので。オーケストラや吹奏楽は特別なのだと思う。気持ちを合わせる?この人数をまとめるっていったいどうやるの?宗教じみてはいないか。ただの音楽好きの集まりですよ。集まるだけでもすごいことだ。
で、本題だけれども、芝居や笑いも音楽と同じなのだと思う。誰かが考えたシナリオをなぞって笑いや感動を生み出す、芸術だと言っても過言ではない。シナリオ(譜面)は同じでも演じる人や演出によって味付けが変わり見せ場や聞き所が微妙に違う。味付けだからテイストかな。子供の頃は気がつかなかったが同じ映画が何度か作られることがあって不思議に思った。それってそういうことだろう。音楽なんてその極みみたいなもんだ。誰の振ったあの演奏がよかった。曲は同じなのになんで?上手な演奏はもちろん。しかし、実際うまい演奏でもないのにいい演奏ってあるんだな。感情が動いたときでしょう。略して感動というのか。
舞台を演出するのってそういうことだよな、たぶん。
posted by カナダ at 20:24| Comment(0) | ふと思ったこと